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年間ランキング~2005年

  • 2008/01/30(水) 22:03:28

2005年国内劇場公開作品を対象とした、勝手に映画ランキングTOP10。
この年より、レギュラー陣による発表形式が復活。コメントやキネ旬方式の採点などもおこなった。各メンバーのベスト10と集計結果は別途掲載。 (2005年末作成。鑑賞本数・ランキング・コメントすべて当時のもの。)

2005年 ベスト10  
[対象内鑑賞数:75本]



 1位 『ある子供』 (ベルギー)
ある子供

ダルデンヌ兄弟作品は「息子のまなざし」でショックを受けたがこの映画で完全にファンに。 クストリッツァやカウリスマキ、更にはエイゼンシュタインと出会った時の衝撃に似ている。巧妙な脚本と俳優の演技にすべてを委ね、音楽と虚飾を一切排除したドキュメンタリータッチは過去のダルデンヌ作品共通のスタイル。 全編に渡りリアル過ぎる描写が続くので感動というより劇画タッチの報道ドキュメンタリーでも見ている気分だったが、唐突に訪れるラストシーンでは大粒の涙が。 このような奇跡的なラストを押し付けがましくなく描くこの兄弟は、多くの映像作家の中でも格の違いを感じる。心に焼き付いて消えないであろう名作の一本。



 2位 『ミリオンダラー・ベイビー』 (アメリカ)
ミリオンダラーベイビー

賛否が分かれる本作だが、ラストシーンについては魂の解放と捉えてハッピーエンドと考える。 イーストウッドの脚本や演出もすばらしいが、何よりピカイチなのはヒラリー・スワンクの渾身の演技。マギーがフランキーに呼びかける無垢な「ボス!」の一言だけで涙腺がしびれた。 BGMもないのに二人が並んでるだけで、切なさが伝わってくるのも凄かった。 私は「ミスティック・リバー」よりもこちらの方が感動した。

 3位 『サイドウェイ』 (アメリカ)
サイドウェイ

パッとしないオヤジ二人のロードムービーというさわりだけでかなりソソられた。全編まったりと進行しこれといった起伏もないが徐々に感情移入させるアレクサンダー・ペインのしなやかな演出も心地よく、静かに勇気と希望を見出すラストシーンは心にやさしい感動をもたらしてくれる。ワインの熟成とダメオヤジの成長をクロスオーバーさせていくあたり、やはりこの監督の巧さを感じた。

 4位 『男たちのYAMATO』 (日本)
邦画が元気な昨今、圧倒的な力強さとメッセージ力で2005年度邦画のダントツNO1に。「男たち~」のタイトル通りあくまでも戦う男側からの主観が際立つ演出だったため陸上シーン描写はやや端折ってる感じを受けたが、それでも余りある男のドラマに心打たれた。 ドラマもいいが、とにかくアクションシーンがすごい。日本人なら誰もが知る戦艦大和の史実を改めて思い知らされた。我々の平和な生活の礎は彼らの命によるものだったのかと思い号泣。角川=東映の底力をみた。

 5位 『ALWAYS/三丁目の夕日』 (日本)
現代の若者も溶け込めるテイストで描いた昭和ノスタルジー。いまや死語にすらなりかねない戦後の「ハングリー精神」に感動し、コミカルなキャラクターと日本人のココロの琴線に訴える情緒あふれる風景描写に思わずホロッと涙。頑固オヤジ堤真一に愛着を感じ、ホマキの可愛さに釘付けになり 吉岡のダメ男っぷりに拍手 !! 映画の中身うんぬんではなく、とにかくいい映画を観た。

 6位 『チャーリーとチョコレート工場』 (アメリカ)
ハリウッド映画がイマイチだったこの年、スターウォーズ、キング・コングに次ぐエンタテインメントをみせてくれたのがこの作品だった。アトラクションのようなとにかく楽しい映画。ウンパルンパや踊りだすグランパ、絶妙な演技のウィリー・ウォンカ・・・。ここまでエキセントリックで且つハートウォームに仕上げたティム・バートンはやっぱり天才だった。しかしながら興収53億なんて誰が予想したことだろうか・・・ 日本人の感性が洗練されてきたということなのか?

 7位 『私の頭の中の消しゴム』 (韓国)
鑑賞前に感動ハードルをかなり高く置いていたにも関わらず予想以上の泣きを提供してくれたので見事第7位にランクイン。ベタ過ぎる展開だが国内韓国映画興収ナンバー1樹立が何よりその実力の証明。 しかしながら、正直前半部分は席を立ちたくなるほど重かった。実際に自分がこんな恋愛をしたら・・・と想像するだけで気分が悪くなった。そんな風に思った映画は生涯数える程度しかない。

 8位 『キング・コング』 (アメリカ)
一年分の幕の内弁当を食わされたような食い倒れ映画。あり得ない程たたみかえる演出とキングコングの哀愁、そしてエンパイヤステートビル上空の空撮シーン・・・エンタテインメントのテンションをあれだけ高めながらもしっかり緩急を忘れない演出がいい。何はともあれ世紀の大作:指輪物語の後の新作であるにも関わらず、これだけのものを創って見せたピーター・ジャクソンの監督としての奥の深さを感じずにはいられなかった。

 9位 『ミリオンズ』 (イギリス)
意外にもこの作品がよかった。ダニー・ボイルが初めて挑んだと思われる親子ファンタジー。 とりたてて展開に新しさもなくシンプル・ストーリーだったが、子役の純真なひたむきさにグッときて癒された。カンヌで買付相談され「パスでしょ!」、と断言したため劇場に足を運ぶのが怖かったが、興行は振るわなかったようで少しホッとした。いい映画なんだけどなぁ。。

10位 『北の零年』 (日本)
和製スカーレット・オハラともいうべき吉永小百合の体当たり演技がよかった。歴史に翻弄されながらもプライドを捨てずに生き続けた人々とその愛憎劇ということで、作品のスケール感も大きく見応え十分。行定監督の安定した作品づくりにも拍手。(春の雪はコケたが・・)




この年の4月に自社作品のみならず他社作品情報も含めた総合映画データベースのプロト版が完成。その後マイナー・チェンジを重ねていくが、このDBの誕生で総合的にみて業務スピードは1.5倍ほどに改善された。但し、以前の仕事に比べて最新情報が入手しづらい環境になってしまったため、情報取得のために自腹も余儀なくされる状態だった。コツコツと地味ぃに情報蓄積する時代が続く。関係ないが、昨年末都内に引越ししたことで映画館へのアクセスがいままでよりもよくなり、劇場での鑑賞比率がグンとUP。

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